ソフトバンク担当記者による随時連載「期待しタカ~」。年末版の最終回は武田翔太投手(28)。

来季完全復活を期す右腕は、「伝家の宝刀」カーブをリニューアル中。本来はドロンと独特の軌道で大きくタテ変化するが、右打者の内角に食い込み、左打者には外側に逃げていく軌道に改良している。今季中に投球分析システム「ラプソード」の数値を見ては「そっちのほうがいいんじゃないか」と感じたという。打者にとっては「抜けた」と見える絶好球。しかし「こっちのほうがバットに当たっていないし、当たってもファウルになった」と、思わぬ発見があったことを明かした。

【関連記事】ソフトバンクホークスニュース一覧

肉体改造にも取り組んでいる。必須アミノ酸が含まれる「EAA」、炭水化物が含まれる「CCD」、タンパク質の「コラーゲン」と、3つの成分が含まれる特製ドリンクを毎日愛飲。朝のウエートトレーニングから、1日2リットルを目安に摂取している。「コラーゲンはお肌にいいですよ」とおどけるが、運動中に必要なエネルギーや水分をまとめて補給できるメリットがある。今オフは「基本的にはずっと体づくり」と、練習効率もアップさせ、充実の日々を送っている。

今季は開幕ローテーションに入ったが、12試合で4勝5敗、防御率2・68と不本意な1年になった。それでも球団は年俸1億5000万円プラス出来高、年俸変動制の4年契約を結んでくれた。来季国内フリーエージェント(FA)権を取得する右腕に、球団は異例の大型契約で誠意を見せた。みんなが完全復活を期待している。あとは結果で応えるだけだ。【只松憲】