ソフトバンク田中正義投手(27)が“栗山先輩”の思いに応える。創価高の先輩にあたる侍ジャパン栗山英樹監督(60)が2日、ソフトバンクの宮崎キャンプを視察し、かねて高い素質を期待していると言及。田中が今季6年目で大ブレークを果たせば、23年WBCでの侍ジャパン入りも夢じゃない。

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6年目を迎える田中正が充実のキャンプを送っている。2日目もトレーニングなどで自身を追い込み、投手陣としてはかなり遅い午後5時台のバスで球場を後にした。「順調にきています。方向性はすごく定まってきているので、いけるところまでいけるようにと思っています」。表情からも手応えがうかがえた。

創価高の先輩にあたる、侍ジャパン栗山監督が視察に訪れていた。直接会うことはできなかったが「あいさつできるときはさせてもらっていた。いろいろ、声を掛けてもらっていました」と球場で会えば話す間柄だ。日本ハム監督だった16年にドラフトで1位指名した栗山監督は、この日も「どこかでブレークするはずと思って見ていました」とその素質を高く評価。5年目の昨季の18試合登板が自己最多だった田中正自身も、「ブレークすると思って練習しないと、できないと思う。イメージできるところまで持っていきたい」と一皮むけるシーズンにするつもりだ。

栗山監督は球界全体として、若い選手の台頭に期待をかけている。田中正は創価大時代に日本代表を経験。プロ入り前から「国の代表は誰にでもできることではない。そういうレベルに自分がなれたら」とフル代表への思いを持っていた。「この世界に、野球界に何とか貢献したいという思いはある。そのためにホークスの力になりたい、と今は思っています」と熱く話した。

もちろん、先発ローテーションを1年間守り抜くという目標を掲げる今季のブレークが大前提だ。「今は具体的には何も想像していないです。今はこのキャンプどうやって結果を出していくかしか考えていない。とりあえず今年頑張ります。これで、来年WBC出ますと言ってたら、何を言ってるんだという話になるので」と冷静に、今季への覚悟を示した。【山本大地】