オリックス吉田正尚が、開幕への本格的な準備に入った。

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杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われた大経大との練習試合に3番・DHで先発し、昨年11月の日本シリーズ以来の実戦に復帰。初回1死一塁の初打席で、今秋ドラフト候補の才木海翔投手(3年=北海道栄)から左前打を放った。

吉田正は、やはり鉄人だ。昨年10月2日に死球で右手首を骨折しながら、CSファイナル、日本シリーズを戦い抜いた。今年も開幕を約2週間後に控え、実戦に戻ってきた。復帰初戦は2打数1安打で交代。昨年12月の両足首手術を経ての打席について「(足首の違和感は)全然ないです。(今後は)シーズンに向けてしっかり調整するだけです。明日(9日)は守備に就く予定です」と、本隊合流に向けて段階を上げる。

春季キャンプは大阪・舞洲でスタートし、2月10日に宮崎キャンプに合流。2月中はライブBP(実戦形式の打撃練習)の打席で球筋を見る練習にとどめたが、開幕に万全の状態で出ることをイメージし、逆算で仕上げてきた。復帰への過程に狂いがないことをこの日の実戦で証明。「走塁に関しては数をこなして、不安をどんどん消していけたら」。足りない部分を試合で補い、25日の西武戦(ベルーナドーム)を迎える。【堀まどか】

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