広島の新外国人ドリュー・アンダーソン投手(28=レンジャーズ)、ニック・ターリー投手(32=ホワイトソックス3A)が22日、マツダスタジアム内で入団会見を行った。

アンダーソンは昨季、エンゼルス大谷を3球三振に仕留めた先発タイプの最速155キロ右腕。ターリーは最速159キロを誇る左のセットアッパー候補だ。両投手とも4月の1軍デビューを目指し、まずは2軍戦で実戦を積む。

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大谷を3球で片付けた男がやってきた。広島の新助っ人アンダーソンはレンジャーズ時代の昨年9月30日、エンゼルスの打者大谷と生涯1度だけ対戦。「3球三振だったよ」と胸を張った。

今も記憶は鮮明だ。「内角高めに真っすぐを投げて、空振り。カーブを低めに投げて、ファウル。3球目は(初球と)同じところに真っすぐを投げて空振り三振だったと記憶している」。決め球は93マイル(150キロ)の直球。「スピンが効いて、打者はボールの下をたたく」という自慢の剛球だ。昨季リーグMVPに輝くなど全米を沸かせたスーパースターを料理すると、テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールドは大歓声に包まれた。

この日が28歳の誕生日。渡航前には両親からディナーとゴルフ用のポロシャツを贈られた。28歳初日に立てた誓いは「先発でたくさんイニングを投げたい。チームに役割を決めてもらった上で、先発であれば150イニングを投げたい」とエース級のフル回転。節目の記念日に新たなモチベーションができた。

米国では高校生に打席に立ってもらうなど、実戦感覚を保ってきた。「体、気持ちの準備は100%だけど、まずは打者と対戦して。去年の10月ごろから試合を1試合もしていない。シーズンが始まるのが待ち遠しい」。チームの開幕ローテーションは6人全てが日本人。6番手は最後の最後まで決まらなかった。佐々岡監督は「イニングも球数もしっかり投げてから。まずは(試合を)見てから」と2軍戦で登板を重ね、4月中に1軍戦力になってほしい構想を描く。

「(先発)ローテーションで投げられるのであれば、それは光栄。自分の力を全て出して頑張りたい」。助っ人外国人がローテーションに割って入るか。出遅れは快投で取り返す。【前山慎治】

◆ドリュー・アンダーソン 1994年3月22日生まれ。米国ネバダ州出身。17年にメジャーデビュー。メジャー通算は先発2試合含む19試合で1勝3敗、防御率6・50。持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。右投げ右打ち。背番号42。趣味はゴルフでベストスコア77。190センチ、93キロ。推定年俸7700万円。