BIGBOSS MONEYも惜しまない! 日本ハム新庄剛志監督(50)が、今オフのFA戦線参戦へ意欲をみせた。「優勝を目指さない」と明言した今季は、“全選手トライアウト”を宣言。選手を積極的に入れ替えながら、戦力を見極めてきた。一方で7年ぶりの日本一を目指す来季に向けては戦力補強は必至。「ちょっとね、積極的に仕掛けていきたいと思います」とギラついている。

スカウティングと育成を理念に掲げる球団にとって、FA選手の獲得となれば、17年鶴岡(ソフトバンクからFA)以来となる。実績十分な選手が多いだけに「マネーゲームになってくると思うからね。(お金が)足りなかったらオレが出すしかない。それぐらいの気持ちですよ」とニヤリ。「そりゃあ行きますよ」と直接交渉にも乗り気だ。

ビッグボスの中では、既に明確な補強項目がある。「足の速い選手がやっぱり欲しいな」「新しい球場は狭くなるから長打のある選手」「ピッチャーはゲームをしっかり作ってくれる選手」の3ポイントだ。チームとしては捕手もポイントになるが「全員とりにいったろか」と威勢良く宣言。相乗効果によるチーム内の競争激化にも期待する。

球宴明けから来季を見据えてスタメン固定を予告したが、新型コロナ陽性者続出の影響などで実現しなかった。「今でも、前半やってきたメンバーたちを固めていって面白い打線になっていくと思うし。ここから2人ぐらい、ポンとFA選手が入ってきてくれたりしたら。数がいたら成長させられる自信はある」と意気揚々。自腹も視野に入れながら? “優勝を目指すチーム”に仕立て上げていく。

◆今季FA(フリーエージェント)権を取得した選手 8月15日時点で11人が国内FA権を新規取得している。昨季は大瀬良(広島)宮崎(DeNA)梅野(阪神)石川(ロッテ)千賀(ソフトバンク)らが国内FAの資格を得たが、複数年契約を結ぶなどFA権を行使せず残留している。

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