外野の定位置獲得を目指すプロ4年目の阪神井上広大外野手(21)が、満塁アーチで猛アピールだ。「7番・左翼」で先発し、5-0で迎えた7回1死満塁の打席で内角への甘い球を捉え、左中間の芝生席へ。一気に9-0と点差を広げ、宜野座のファンをわかせた。15日の楽天戦でも代打アーチを放っており、早くも対外試合2本塁打。
井上は4回の第2打席でも、チーム2点目をたたき出す犠飛を放っていた。
○…近本が適時打を放ち、「キナチカ」コンビ復活で先制点を奪った。サムスン戦に「1番・DH」で先発。3回1死から9番木浪が右中間を破る三塁打。続く近本が、甘く入った変化球を適時右越え二塁打とし、同期入団コンビがチームを勢いづけた。1打席ごとにテーマを持ち、考え抜いている近本は「自分が思っていることをできるかどうか、できなくてもどういう結果がでるのか」と理想を追求していく。
○…梅野が元阪神でサムスンの呉昇桓との再会を喜んだ。梅野がプロ入りした14、15年とバッテリーを組んだ右腕と、練習試合後に談笑。21年の東京五輪以来の再会で、「久しぶり。元気か? 野手で一番上(最年長)になったらしいな。今年優勝頑張れよ」と激励されたという。梅野は「呉昇桓の全盛期に立ち会わせてもらって、成長させてくれた1人でもある。その経験を生かして、上に登り詰めていけたら」と話した。
○…石井が鮮やかな奪三振ショーを演じた。サムスン戦の6回から3番手で登板し4者連続を含む5奪三振で2イニングを完全に抑えた。シンカーが得意だが、オフに覚えたフォークで空振りを奪った。「真っすぐ落ちたり、逆にカットしたり、自分の中ではいい感覚で投げられた」と新たな武器に手応えを感じた。岡田監督は「よかったなあ。ビックリしたわ。ボール速なってるな」と直球の威力に高評価だった。



