楽天ドラフト2位小孫竜二投手(25=鷺宮製作所)が、リリーフ投手として存在感を強めている。

1点リードの6回に3番手として登板。地元石川から両親が駆けつける中、最速151キロをマークした直球とスライダーを中心に、1イニングを3者凡退に打ち取った。キャンプから先発調整を続けていたが、17日中日戦からリリーフに転向した。「先発と違って、1イニングで自分の武器をマックスで出さないといけない。ブルペンでの準備の仕方は違いますけど、打者を攻めていることは変わらない。これからまたやっていきたい」。2戦無失点と力を発揮している。

アマチュア時代も本格的なリリーフ登板はなく、初めての経験を重ねる日々。チームからは即戦力としての期待を込められ、配置転換となった。「中継ぎというのはチームの中で本当に託された場所だと思って、すごく充実感もある。こだわりはチームのために頑張ろうというところですね」と力を込める。直近の目標はセットアッパー。実現のため、好投を続けていく。

同じくドラフト4位ルーキーの伊藤茉央投手(22=東農大北海道オホーツク)も、1回を2奪三振で3者凡退と好投。石井監督は「攻撃的にちゃんとストライク取れますよね。リリーフってすごく難しいんです。ストライクを攻撃的に投げ続ける勇気が必要。それは2人できているんじゃないかなと思います」と評価した。この日の登板機会はなかったが、同6位林優樹投手(21=西濃運輸)もアピールを続けている。ルーキーたちの開幕1軍入りも視野に入っている。

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