今季2度目のゼロ封負けで、阪神の連勝は3でストップした。1失点で踏ん張った村上を援護できなかった。
岡田彰布監督(65)は「あまり苦手意識作ったらあかんよな。もう吉村にずっとなあ。3回目やからなあ」と嘆き節。ヤクルト先発のドラフト1位吉村が虎キラーになりかけている。
吉村の2勝はどちらも虎が相手。3度対戦し、17イニングで2点しか奪えていない。この日の安打は4回に中野が放った右前安打のみ。6回1安打無失点に抑え込まれ「フォームよりもテークバックやろ。後ろが小さいから、みんなさされてしまうからな」と敗因を分析した。
初回、1番近本が2球目に強い打球の一ゴロ、2番中野も2球目を中堅後方へ飛球を放った。するとヤクルトバッテリーは配球を変えてきた。指揮官は「打者2人でガラッと変えよったなあ。1、2番がとらえたら、それがもうな、カウント(球)は変化球ばっかりになったやんな」と巧みなリードに悔しさをにじませた。6回2死から3連続四球で2死満塁のチャンスをつくったが、5番佐藤輝が外角フォークに空振り三振。「まあ、あんまりチャンスないから、やっぱりあのへんで1本な、仕留めなあかんわな」。吉村には今回もいいイメージを持たれたままだ。
9回には抑えの田口から1死三塁のチャンスを作りながら、代打渡辺諒、木浪が連続空振り三振で試合終了。好調だった打線も2試合連続雨天中止で3日間空いた影響もあったのか、1点が遠かった。首位DeNAも敗れ、2・5ゲーム差は変わらない。18年ぶりの「アレ(=優勝)」を果たすためにも、吉村をこれ以上虎キラーに成長させるわけにはいかない。【石橋隆雄】



