“連敗ストッパー”が、負の流れを断ち切る。楽天藤平尚真投手(24)が、26日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)で先発する。

チームは5連敗中だが、藤平はプロ通算10勝のうち、6勝がチームの連敗ストップ。逆境に強いが「最初から『連敗を止めるんだ』と意気込める余裕はない。精いっぱいマウンドで投げて、自分に勝ちがついてチームの連敗が止まる状況を作りたい」と冷静を貫く。

借金10と沈む苦しいチーム事情。こういった中で好投をし、流れを変えるのがエースだ。16年ドラフト1位で入団した次世代エース候補。7年目の今季はブレークを果たすため、闘志を燃やしている。「いいお手本がたくさんいるので、近づくには絶好のチームだと思うし、そこを目指せると自分でも思っている。1試合1試合エースのような投球に近づけるようにやっていきたい」。好投で連敗を止め、エースへの階段を一気に上っていく。