楽天は打線が及ばず連勝を逃し、借金は再び10となった。

走塁死が響いた。2点を追う3回2死一、二塁で左前打を放ち、二塁走者の小深田の生還が一時認められた。しかし、一塁走者辰己が三塁でタッチアウトになった方が早かったとし、日本ハムのリクエストの結果、無得点となった。石井監督は辰己に対し「次の塁を意識してしっかり走塁はしてくれているとは思います。ただ、二塁からだと目の前で起きているプレーなので、どういう状況か、しっかりと状況判断できたかというところをどう考えていたのか」と話した。

三塁コーチを務める塩川内野守備走塁コーチは「次の塁を狙う姿勢というのはいいんですけど、アウトになっちゃいけない。1つでも先の塁をというのはずっとテーマとしてやってきているから、狙うことはいいんだけど、という話。結果的には止まらなくちゃいけなかったというところです」。積極走塁も裏目が結果に。辰己も「レフトの送球がよかった」と唇をかんだ。

流れを呼び込むことができず、変則右腕の日本ハム鈴木を前に3安打と沈黙。6回3失点と粘った2年目の松井友を援護できなかった。

▽楽天小深田(3回の走塁について)「後ろで何が起きているか分からなかった。しっかり走っただけです」

▽楽天伊藤裕(9回1死、左中間へ本拠地初の2号ソロ)「個人的にもチーム的にも、点を取れずに終わるというのは、打席に立つ前から思っていたこと。何とか出ようという結果がああいう形になって、明日につながるかなと思います」

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