ヤクルトの主砲、村上宗隆内野手(23)が、9連敗中のチームを引っ張る覚悟を示した。46試合目で自力優勝が消滅したが「やるしかないですね。難しいですけど。みんな勝ちたい気持ちはありますし。監督、コーチもあるので、やることやって試合も臨めてますし、やるだけです」と、逆襲へ向け、現状を打破する意気込みを示した。

この日は1回1死一、二塁で四球、3回2死一塁で捕邪飛、6回2死無走者で空振り三振、9回先頭で四球と、2打数無安打2四球1得点だった。「今日の反省をしっかりして、また明日勝てるように頑張りたいなと思います」。今季通算打率は2割1分6厘と苦しむが、自らのバットでなんとか交流戦前に連敗を止めるつもりだ。

▼ヤクルトの自力Vが開幕46試合目で消滅した。ヤクルトは残り全勝で114勝27敗2分け、勝率8割9厘。阪神がヤクルトとの残り13試合に全敗しても他カードで全勝すれば115勝27敗1分け、勝率8割1分となり、ヤクルトは阪神を上回れないため。昨年の日本ハムが開幕33試合目に消滅しているが、ヤクルトが46試合目以内に消滅は84年の44試合目以来、39年ぶり。前年優勝チームとしては83年中日の39試合目以来となるスピード消滅。

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