完全復活だ! 

阪神近本光司外野手(28)が、2安打3得点1盗塁の活躍で首位奪回に貢献した。初回先頭で広島野村の低めチェンジアップを右前にクリーンヒット。その後、3番森下の打席で初球にリーグトップの14個目の盗塁を決め、森下の中前打で先制のホームを踏んだ。「先制できたのはよかったと思います」。帰ってきた1番打者が攻撃に勢いをもたらした。

右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後3試合目で初安打を放ち、4試合連続ヒット中。1点リードの6回2死満塁では押し出し四球を選び、8回には2試合連続マルチの中前打を放つなど、完全復活を印象づけた。3得点には「森下も4本打っていたので、それでかえってこれたのもあります」とにっこりだ。森下の新人4安打は球団では19年の近本以来。「僕も4安打打ちたいなあ、むしろ3安打でいいから、3安打をもっと増やしたい」と笑った。

岡田監督も復活を遂げた近本に「やっぱり足使えるし、それが理想で開幕スタートしたわけやから。足が使える1、2番でってな」と目を細めた。イメージ通りの打席が増えてきたという背番号5は「状態的にもいいんじゃないですかね」と胸を張った。頼れるリードオフマンが、打線をグイグイ引っ張る。【古財稜明】

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