ソフトバンク和田毅投手(42)が“熱男魂”を受け継ぐ。28日に現役引退を発表した巨人松田宣浩内野手(40)は、メジャー時代を除いて12年間一緒にホークスでプレーし、日本一の歓喜も分かち合った2歳下の後輩。引退報告はこの日午前、電話で受けたという。
「僕自身も次に投げてけがをしたら終わるかもしれない。これは本当に分からない。だからこそ1球1球、1日1日を悔いなく過ごしていかないといけない」
鷹の元気印だった松田。だが第一印象は「あまり目立つ方ではなかった」という。和田が驚いたのはメジャーからソフトバンクに復帰した16年。「文字通りチームの顔というか。帰ってきた時にはホークス、イコール松田という選手になっていた」。どのように熱男に変わったのか。ムードメーカーの原点を明かした。
「ムネ(川崎宗則)が『お前がチームを引っ張っていくんだ』という話を(松田に)したと聞いた。それを聞いた時にここまで変われるんだな、と。自分だけでなくチームのことを考えてプレーして、ずっとチーム引っ張ってきたんだなと。ムネがやっていた姿がマッチになっていましたね」
来季も現役を続けるパ・リーグ最年長選手の和田は、10月2日の楽天戦(ペイペイドーム)でレギュラーシーズン最後の先発に臨む。Aクラス入り、本拠地でのCS開催を争うライバルとの大事な直接対決だ。この日はペイペイドームで入念に調整。「自分の口から『辞めます』と言えるのは、本当に尊敬できるプロ野球選手だと思います。僕自身も最後はそうなりたい」。盟友からの刺激を力に、8勝を目指す。【只松憲】



