青学大(東都大学)が日本文理(九州3連盟)を投打に圧倒した。

阪神ドラフト1位指名の下村海翔投手(4年=九州国際大付)が10月26日のドラフト会議後、初めての登板。先発して6回3分の2を2失点でまとめた。

11月中旬の寒さや、久しぶりの公式戦とあって、本来の調子は出せなかった。最速は147キロ。変化球主体に組み立てて、仕事を果たした。

「チームが勝ったのが一番。自分の投球には全然満足していません。ドラフト前のリーグ戦はスカウトを意識しながら投げていたので、今日は楽しくできるかなと思っていたんですけど、ドラフト前以上に重圧がありました。見られているし、期待もされているので」と頭をかいた。

投球だけでなく「バット」でもセンスを示した。東都大学野球はDH制のため普段、投手は打席に立たないが明治神宮大会はDH制がない。「練習もしていないので打てるわけがない。楽しむしかない」と高校3年生以来の打席だった。

2回1死一、二塁で最初の打席に立つと1球ごとに笑顔を見せながら9球も粘った。最後にとらえた打球は、逆方向の右翼への大飛球。フェンス手前で好捕されたが、チームメートも驚かすスイングだった。

第2、第3打席は犠打成功。ともにファウルにしてから最後に食らいついて転がした。第4打席は三ゴロに倒れたが、全力疾走で自慢の俊足も披露した。「プロはもっと速い球が来る。打撃もおろそかにしないようにしたい」とセ・リーグでのプレーを見据えた。

春秋のリーグ戦に全日本大学選手権と合わせた「4冠」がかかる大会。19日の準決勝では富士大(東北3連盟)と戦う。「明日も投げるつもりで準備します」と意気込み十分だった。

【明治神宮大会】青学大4強 日体大-天理大、慶大-環太平洋大/スコアと写真速報中