右ふくらはぎ痛で別メニュー調整中の巨人大勢投手(24)が開幕1軍に照準を定めた。7日、ジャイアンツ球場で今季初となるシート打撃に登板。打者4人に19球を投げ、安打性1本の1奪三振、1四球。最速は155キロを計測し、戦線復帰のステップを踏んだ。「しっかり開幕に向けてっていうのは1度も1日も変わってない」と阪神との3月29日開幕戦を見据えた。

宮崎キャンプ序盤の2月8日、1軍から離脱した。3月に入ってからは故障班で別メニュー調整しながら、3日と4日は2日連続でブルペン入りするなど着実に前に進んできた。負傷から約1カ月で実戦形式までこぎつけ、「やっと投げられてよかった。バッターに向かっていく中で足が変な反応をしないかを第一前提として確認できた。そこをクリアできて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

今後はもう1度シート打撃に登板し、来週中にもファームで実戦登板の青写真を描く。順調にいけば、オープン戦終盤で1軍復帰も視界に捉える。阿部監督は「焦らずにやってほしいというのが正直ある。来てくれたら一番うれしいけど、様子を見て」と長いシーズンを見据え、慎重に復帰を待つ。【上田悠太】

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