約1カ月勝てなくても、カープを3連勝に導いたのは大瀬良の力投だった。7回を4安打無失点。安定感は揺るぎなかった。
5回1死まで完全投球。5回1死一、二塁のピンチは梅野を三塁ゴロ併殺に打ち取り、ガッツポーズを作った。防御率は0・82に上昇。規定投球回に到達しての前半戦防御率0点台は、93年ヤクルト伊藤以来という快挙。球宴前の最終登板を終え「ここからそう簡単にゼロで抑えられないと思うし、できるだけ踏ん張ってゲームをつくっていければ」と力を込めた。
この日は背番号14の大先輩、津田恒実氏の命日。93年7月20日に32歳でこの世を去った右腕の墓に、大瀬良は足を運んできた。命日の登板は8年ぶり3度目で、過去2試合同様自身に勝敗はつかず。だが初めてチームに勝ちがつき「(命日だけでなく)チームとして大事な試合で勝てていなかったので、いいピッチングができてチームが勝ったのは流れが変わる」と勝負の後半戦に視線を向けた。
▼大瀬良が7回を無失点に抑え、前半戦は99回を投げて9自責点の防御率0・82で終了。前半戦終了時に規定投球回に到達して防御率0点台は93年伊藤(ヤクルト)以来、31年ぶり。伊藤の前半戦は109回を投げて11自責点の防御率0・91だったが、ケガのために後半戦は登板できず、最終的に規定投球回をクリアできなかった。大瀬良はどこまで0点台を守れるか。



