阪神前川右京外野手(21)が爽やかな香りに身を包み、ラストスパートをかける。5戦全勝での逆転Vを目指し、まずは初戦の27日広島戦(マツダスタジアム)へ臨む。この日は甲子園で全体練習が行われ、ノックやフリー打撃で最終調整した。「ちゃんと準備して試合に入れるように頑張ります」。もう負けられない中、バットを振り込んだ。
再び先発の大竹を援護する。16日のヤクルト戦(甲子園)では左翼フェンスギリギリの飛球を好捕。さらに決勝犠飛を放ち、大竹の2年連続の2ケタ勝利をアシストした。ともに上がったお立ち台では大竹から「何か贈呈したいと思います」と感謝のプレゼントを約束。試合後のロッカーで大山も交えて談笑し、「高級な」香水をリクエストしていた。
数日前には「ありがとう」の言葉とともに、フランス・パリ発のフレグランスブランド、ドルセーの香水が贈られた。セレクトショップに出向き、購入した大竹はニッコリと笑い、「独身なので、女子受け良さそうな、万人受けしそうなものを選びました」。さらに「甘ったるいのは微妙かなと。試合中でもつけられるようにナチュラルで使いやすいものにしました」と配慮。前川は「あんまりつけたことのないにおい。香水は大山さんにももらったりしてるので、気分によって使い分けます」と笑みを浮かべた。先輩からのプレゼントに感謝し、再び強力援護する。
まずは好相性右腕撃ちを決める。27日に対戦する広島大瀬良とは今季8打数3安打、打率3割7分5厘。前回13日の対戦(甲子園)ではマルチ安打を放った。それでも慢心しない。「いいピッチャーなので。最後は内容どうこうより結果残せるように頑張ります」。高卒3年目の若虎が勝負香水とともに、勝利を呼び込む。【村松万里子】
◆ドルセー 1830年創業のフランス・パリの老舗の香水ブランド。アルフレッド・ドルセー伯爵が創立以来、フランスの多くの王侯貴族を顧客に持ち、愛されてきた。



