ともに飛躍の2025年にする。オイシックス目黒宏也投手(23)と笠原祥太郎投手(29)が母校の新潟医療福祉大で自主トレに励んでいる。今秋ドラフト候補の目黒は先輩左腕からの「今年はドラフト上位」の期待を受け、最高のシーズンにすることを誓った。チームは2月1日から静岡・伊豆市で春季キャンプをスタートさせる。
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「シュルシュル!」と心地よい音を立てながら、目黒が1球1球をていねいに投げ込む。まだ雪が残る1月の新潟市内。先輩の笠原が「今のいいね」と連呼する球筋は、どこまでも伸びていく勢いだった。チーム内で今秋のドラフト候補筆頭に挙げられる後輩左腕は「この時期にしてはいい感じ。出力も出てるので、2月になったら自己最速に近いぐらいの球がいく感じはある」とうなずいた。
最速150キロを誇る。1年目の昨季は先発として18試合に登板し、4勝7敗、防御率5・75。突出した数字こそ残せなかったが、変則的なフォームから放たれる威力ある真っすぐに、NPB経験者たちも舌を巻く鋭いスライダーが話題を呼び、早速ドラフト候補に挙げられた。
狙われても打たれない唯一無二の球を追求する。昨季は真っすぐなどの回転数が評価された一方で、「カウントを取りにいく球」が痛打される場面も目立った。そんな今オフは、フォーム改良に着手。スリークオーター気味だった腕の位置を「(ボールが)指にかかりやすいように」とやや上にした。「安定させるというより、悪い球を減らせるように。制球面も含めてだいぶ自分の形になってきた」と十分な手応えを示す。
同大野球部1期生として16年にドラフト4位で中日入りした先輩も「安定感と、突出したものがあればドラフト上位でいける」と太鼓判を押す左腕。元々「2年目で勝負」と位置づけていただけに、今季にかける思いが強い。「今年がダメだったら、と自分自身にプレッシャーをかけてやりたい」。2月1日からは静岡での春季キャンプがスタート。可能性あふれる23歳の勝負のシーズンが始まる。【大島享也】
◆目黒宏也(めぐろ・こうや)2001年(平13)11月6日、新潟県長岡市生まれ。東谷小2年から東谷クラブで野球を始め、秋葉中では軟式野球部に所属。長岡商から新潟医療福祉大学に進み、4年春に自己最多の4勝をマーク。イースタン・リーグでは、18試合87回2/3、4勝7敗45奪三振61失点(自責56)、防御率5・75。175センチ、75キロ。左投げ左打ち。



