頼れる背番号35が1人で投げ抜いた。阪神才木浩人投手(26)が10安打を浴びながら126球で2失点にまとめ今季3度目の完投。DeNA東に並ぶハーラートップ、2年連続2桁の10勝目を挙げた。後半戦は負けなしの3戦3勝だ。
「疲れました~」。お立ち台では第一声で正直に叫んだ。9連戦の6戦目。ブルペン陣に休息を与える大きな勝利になった。「もうずっと中継ぎも頑張ってくれてましたし、先週は指のアクシデントがあった中で、早い段階で交代したので。とりあえず行けるとこまでなんとか頑張りたい気持ちでした」。前回2日のヤクルト戦(神宮)は爪を痛めるアクシデントで6回1失点で降板。中7日もらった今回、より気合が入っていた。藤川監督は「これで乗り切ったんでね、次はまたすっと行くんじゃないかな」と上積みを期待した。
98年度生まれの同学年、主砲佐藤輝から攻守でフォローを受けた。先制二塁打や中押し本塁打。守っても3点差に迫られた9回2死二、三塁。代打増田の痛烈なゴロを好捕し、完投をサポートしてくれた。「打たれた瞬間、うわーと思ったけど、頼りになりますね。僕らが中心となってやっていけたら、チームの勢いもすごく良くなるんじゃないかな」。もっともっとコンビで活躍する意気込みだ。
主砲村上は4打数無安打3三振に斬るなど要所を締め、流れは渡さなかった。「投球内容をしっかり見直して、良かったところは良かったところ、悪かったところは悪かったところで、反省してやっていけたら」。完投ショーでも反省は忘れない。白星を重ね、マジック減らしの旅に全力を尽くす。【伊東大介】



