中日井上一樹監督(54)の1年目が終了した。63勝78敗2分けの借金15で4位。3年連続最下位から脱出し、試合後には来季続投が球団から公表された。
143試合目は23年ドラフト1位で昨季は右肘手術でリハビリに費やした草加勝投手(23)をプロ初登板初先発させたが4回途中5失点KOとなった。試合後の井上監督の一問一答は以下の通り。
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-先発は初登板の草加
「本人にも言ったんだけどね。『この景色、この初登板を忘れるなよ』って。一昨年のドラフト1位がなかなか登板できずにという形の中で、リハビリ、ここに来るまでの道のりは簡単ではなかったと思うし、ただ『投げさせてもらいました』、それがこういう消化試合で点を取られたというのは、長い後に笑い話としてくれればいいかなと。ただ、あいつが、『情けないです』ってマウンドで言ったけど、オレがかっこつけて言うわけじゃないけど、『勉強させる』ということは、オレらに言わせれば『経験させる』ということだから。無駄にさせない、この悔しさを、またあいつがどういうふうに変化させていくかというところには期待しているのはあります」
-岡林が8打数連続安打
「もちろん『こいつ天才か』と思うこともあるし、143試合をあいつもずっと順風満帆にきたわけでもないし、ただでも、監督として言わせてもらうと、『ありがたかった』と。すごくありがたかったし、これからも1番を打つ中で、今年は春先に約束した通り、『お前によほどのことがない限りはフルイニングで使うよ』と。あいつは約束を守って、それは大したもんだなと思います」
-松山がセーブ王
「昨年までいたライデル(マルティネス)がライバル、ライバルがライデル、どっちでもいいけど。2枚いたということを考えるとすごいなと思うけど。(抑え)初年度からそういう数字を残せるというのは、しかも途中けがで離脱しながらの数字なんで、いやもう頭が下がるというか、あいつの野球に対する情熱、熱意を常々感じているけども、大したもんだなと思います」
-朝田球団本部長が来季も指揮を任せると
「ああ、そうですか、オレ聞いてないけど(笑い)」
-来季へ
「ちょっと休んで、宮崎(フェニックスリーグ)にいく選手、名古屋で練習して、キャンプをするという流れになる。そういったところで、超強化選手であったりとか、リハビリ組とかっていう分類をしながら、やらなきゃいけないなと思っています」
-試合後の全体ミーティングではどんな話を
「みんなで、143試合終わったので、まずは『お疲れさま』ということを言いたかったし。またもう1回集まるとはいえ、今2軍の選手はおらんし、外国人がもう帰っちゃったりとかするので。話す機会はこのタイミングかなと思って、話をしました」
-4位で終わったが
「いや、もう本当、苦しかったですね。苦しいというのは、何だろうな、もっといい形でできなかったかな、というものもあるし、思った以上に働いてくれたな、いい試合だったなというのもあったし。という中で、そこは4位というところにフォーカスを当てるんではなくて、春に『10月いっぱい野球やろうね』という約束を果たせなかったという方をみんなで考えてくれよ、というような内容の話をさっきはした」
-スタンドの中日ファンは常に熱い声援を
「今年もいっぱいお客さんが入ってくれたし、アウェーでもこれだけ応援してくれているというのはありがたいことだし、やっぱり応援に対して、『応援してくれて当たり前じゃないんだよ』という気持ちを持ちつつ、みんながハラハラドキドキ、喜んでくれる試合をできるように、しっかりと頑張ります」
-来季Aクラスに必要なこと
「何が足らなかったって、はっきりしていると思う。投げるも打つも守るも、やっぱり1枚何か足りない。多分、僅差で負ける試合がいっぱいあったと思う。『もうちょっとで勝てたよ』っていう試合もあったし、負けたという結果を見れば、何かが1枚足りないということ。何かが足りない、何がじゃなくて、すべてのレベルアップが必要だと痛感した。一番は、けがでいなかった、あいつが不調だ、というときにその周りがうまいことできればもうちょっと違ったのかなと思った」
-来季球団90周年。補強も求めるか
「いやもう、補強もだけど、やっぱりレベルを上げなきゃいけない、選手が。今日がいい例じゃん。若い選手が必死になって、出したときに、いつもあれだけノック受けていたしてもポロッとする、あれだけバッティング練習していたとしても、バッティングうまくいかないということは、オレの中では、もちろん勉強、経験をもっとさせていかないといけない部分もあるし。レベルを上げるしかないのかなと思っています」



