最優秀選手賞は、セ・リーグが阪神佐藤輝明内野手(26)、パ・リーグはソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)がそれぞれ初めて受賞した。

佐藤は、1位票を244票集め、1308点を獲得。2位の阪神石井大智(28)に894点差をつけた。

佐藤は今季、本塁打王と打点王の2冠を獲得し、リーグ優勝に貢献。球団では1986年のバース以来、日本人選手では1984年の掛布以来となる本塁打王となった。阪神からは23年村上以来2年ぶり6人目、阪神野手の選出は05年金本以来20年ぶりとなった。

表彰式の壇上では「このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。これもひとえに、いつもサポートしてくださる皆さんのおかげだと思っております」と周囲への感謝を口にしたあと、亡き祖父への思いを話した。

「去年亡くなった私の祖父に感謝を伝えたいなと思います。僕が小さい頃、宮城の家に行くたびに2人で野球をして楽しんだ思い出があります。それが僕の野球の原点となっていると思います。なので、今日の姿を見せてあげたかったなというのが本音ですが、それでも今日、天国で見守ってくれているんじゃないかなと思ってます」と感謝した。

ソフトバンクのモイネロは1位票を177票集め、983点を獲得。今季は12勝3敗、防御率1.46でリーグ連覇に貢献。日本シリーズMVPも獲得した。ソフトバンクからは近藤に続き2年連続、ソフトバンク投手の受賞は17年サファテ以来8年ぶりとなった。

表彰式にはビデオメッセージを寄せた。「自分だけでなく他の選手でもいいプレーをしていた選手もいたと思うんですけど、その中で自分が選ばれたのはすごく光栄です。自分としてもいいシーズンが送れたと思うのですごくうれしい」と喜んだ。

◆選考方法 MVPと新人王はプロ野球担当記者らによる投票で行われ、有効投票総数はセが277票、パが229票。最優秀選手は得点制とし、規定により1位票5点、2位票3点、3位票1点が与えられる。