巨人丸佳浩外野手(40)に“当たり年”の予感が漂った。初の実戦に2番左翼で出場。第2打席で左中間を破る先制の適時打を放った。第3打席では珍しい死球。直後に代走を送られて交代したが、プロ19年目の初戦で存在感を示した。

報道陣が思わず苦笑した。丸は取材エリアに右脇をおおげさに押さえながらやってきた。直前、5回の第3打席で、ロッテ吉川の直球が大きくそれてエルボーガードから右脇腹に直撃。「うおおー!」と大きな声が球場にこだましていた。

「痛いです」とダメージはあったが、大事には至らなかった。過去5シーズンで死球なしが3シーズンあり、その間でも4死球と、よけることにこだわりを持つ。「悔しいですね。当たらないのが売りだったんで。申し訳ないな、投手に」と反省した。

「デッドボールの受け方ですね、課題は」と真顔で振り返ったが、打撃でも手応えの“当たり”があった。0-0の3回裏の第2打席、無死一、二塁でロッテ吉川の直球をとらえ、左中間を破った。先制の適時打とし、「真っすぐをある程度コンタクトできた。良い対応をできた」と好感触で滑りだした。

ベテランとして調整は任されていた。準備完了とばかりにこの日の出場を希望し、さっそく結果を残した。外野手のレギュラー争いは激しい。通算2000本安打まで残り71本。「(1次キャンプの)宮崎から、ファンの皆さんから達成してくださいという声をすごくかけてもらえる。何とか期待に応えたい」と誓った。