王子がパナソニックの終盤の猛追を振り切って勝利を飾った。

プロ注目の両先発となった一戦は、樋口新投手(23=愛知工大)が9回128球11安打7三振6失点で完投。「相手投手も柿本だったので、柿本より先にマウンド降りないっていうのを意識して投げた」とパナソニック柿本晟弥投手(23=東洋大)との同学年対決を制した。

初回からテンポ良く投げ込み、ランナーを出しても要所を締め6回までは3安打。「とにかくゼロを意識して投げたのがうまくいって良かった。全球種ある程度カウント取れていたのでまとまった」と納得の内容だった。しかし「あの7回のホームランは悔しい結果になりました」と話すように、3点をリードしていた7回、1死から連打で二、三塁とされると、1番山路将太郎内野手(23=東北福祉大)に中堅への適時本塁打を浴び同点となった。

それでも9回に打線が4点を勝ち越したその裏、先頭打者に内野安打で出塁を許すと、代打の鈴木大照外野手(23=法政大)に右翼への適時本塁打を浴び2失点。その後さらに1点を加えられ1点差となるも「きつかったんですけど、監督から『この試合投げ抜け』と言ってもらったので。もう気持ちだけは切らさずに最後まで投げ切ろうと思っていました」と2度目の同点は許さなかった。

なお、Dブロックのトーナメント進出がかかっていたこの試合は、ともに2勝1敗となり第1試合終了時点で1位で並んだ。しかし第2試合で日本製鉄山口が勝利したことにより3チームが同じ勝敗、ポイントで並ぶ三つどもえに。本大会の順位決定方法に従い、総失点が少ないチームが上位となるが、日本製鉄山口がわずか1点差で進出を決めた。