今季初適時打を放った中日石川昂弥内野手(24)は、19年センバツを制した東邦(愛知)の甲子園優勝メンバーの応援にこたえた。

「7番三塁」で先発出場すると、2点リードの7回1死満塁で左前適時打を放ち、リードを広げた。約11カ月ぶりに上がったお立ち台では「久しぶりで緊張しています」と苦笑い。「最高の景色です。毎試合ヒーローになれるように頑張りたい」と意気込んだ。

内野席では、東邦高時代のチームメートで社会人野球・東邦ガス(名古屋市)に所属する松井涼太外野手(24)が観戦していた。試合前には今季、新しくなった中日石川の新ユニホームを着て、石川の看板の前で記念撮影。生観戦したナイターで、かつての同期が地元球団の一員として、球場を最高のボルテージに盛り上げた。今夏の東京ドームを舞台とする都市対抗野球・東海地区予選の初戦を約1週間後に控える松井にとって、励みになるゲームだった。「僕たちも来週から都市対抗予選が始まるので、まずは本戦出場に向けて頑張っていきたい。同じ愛知県や名古屋市を盛り上げていけるように、共に頑張りたいです」。

試合後、ヒーロー賞のドアラのぬいぐるみを抱えて球場を後にした石川も、「みんな応援してくれているので、頑張らないといけない」と笑顔。異なるチームで、同じ背番号「25」を背負う2人。今季初適時打は、10代の頃にともに奮闘した仲間を勇気づける一打にもなった。