日本ハムが延長12回の激闘を制した。引き分け目前の同2死一、二塁で、山県秀内野手(24)が左翼線へ決勝適時二塁打を放った。

二刀流に挑戦中の柴田獅子投手(20)は「7番投手」で、高卒2年目にして初の投打同時出場を果たした。プロ初打席となった2回の第1打席は、広島の左腕森の変化球を左翼フェンス手前のアンツーカーまで飛ばし左飛に倒れたが、打球速度167キロの大飛球に敵地マツダスタジアムも息をのんだ。「感触は良かったんですけど。そういう日です」と、振り返った。

右投げ左打ち。「思いっきり振ってくれたらいい」という新庄監督の期待通り、打撃では思い切りのいいスイングを披露。投手としては2回1死から、ファビアンに「甘く入った」という直球を捉えられ、プロ初被弾で先制点を許したが「追加点を与えなかったことは次につながると思います

」と、4回5安打1失点の内容に収穫を口にした。

“世界の二刀流”となった球団OBのドジャース大谷も、投打同時デビューはマツダスタジアムだった。先輩と同じく、柴田も勝敗はつかなかった。違ったのは打席結果。3打数1安打1打点だった大谷に対し、柴田は4回の第2打席も二ゴロ併殺打に終わり、2打数無安打だった。

プロ初勝利、プロ初安打ともにおあずけとなったが、「1軍の舞台で投げることができ、とてもいい経験になりました。ファームへ行って、しっかりもう1回練習します」。一流への道は始まったばかりだ。

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