今季限りでの引退を表明したソフトバンク中村晃内野手(36)が3日、みずほペイペイドームで会見を行った。

中村晃は支えてくれた夫人と24年9月に生まれた長男に感謝した。6月5日からの交流戦DeNA3連戦(横浜)で引退を伝えた。

「いつもだったら相談するんですが、自分が長くやってきた野球なので自分で決断しました。最初は信じられない感じだったが(夫人から)『でも、決めたことなんでしょ』と言われました」と状況を明かした。

「子どもも生まれて、いつも応援してくれましたし、申し訳ない気持ちもありましたし…。いつも、結果が出なくても、家に帰ると明るく接してくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、目を赤く腫らしながら、感謝を口にした。

昨年11月には長男が国指定難病「乳児てんかん性スパズム症候群」と闘病していることを公表した。この日も、現在は静岡に入院していることを明かし「開幕してから、ほぼ息子につきっきりで頑張っていましたし、本当に妻の支えがなければここまで野球をやれていない。息子の存在もすごく大きい。もう少し長くやれればよかったんですけど、まだまだこれから、かっこいい父であり夫でありたいなと思います」と改めて感謝した。

引退会見では結婚指輪をつけて臨んだ。「常に試合にいく前も3人で写っている写真を見てからいきますし、帽子にもイニシャルを書いています。そこは常に3人で一緒に戦っているという思いでここ数年はやっていました」。選手としては区切りはつけるが、大切な家族とこれからも野球人生を歩んでいく。

◆中村晃(なかむら・あきら)1989年(平元)11月5日、埼玉県生まれ。帝京では2年夏から3季連続甲子園出場。07年高校生ドラフト3巡目でソフトバンク入団。11年5月3日楽天戦でプロ初出場。14年最多安打。20~23年ゴールデングラブ賞。21年10月9日オリックス戦で全打順本塁打達成した。15年プレミア12で日本代表入り。175センチ、81キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1億2000万円。