日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)は3日、都内で事務折衝を行い、フリーエージェント(FA)制度における人的補償(協約上の名称は選手による補償)撤廃の代替案について協議した。
NPB側は翌年のドラフト会議での2巡目または3巡目を「特別指名権」とする代替案など複数案を提示。同・中村勝彦事務局長は「補償については色々なことを加味していきますので、どちらを選択するとか、一方的にこれしかないということではない」と説明した。
これに対し、選手会の加藤事務局次長は「戦力均衡が大事という考え方は理解できるが、移籍の障害にならないことが重要。説明を聞いた限りでは、今まで以上に移籍のハードルが高くならないかという点で納得できなかった」と指摘。「人的補償をなくしてほしいと要望してきたが、それ以上にFA選手の移籍のハードルになるのであれば到底受け入れられない」と強調した。
選手会は今後、12球団の選手に内容を説明した上で、28日の選手会臨時大会で議論を進める予定。結論に至らなければ、人的補償撤廃自体の見直しも「可能性としてはある」とした。



