ロッテ角中勝也外野手(39)が今季限りで現役引退することが19日、分かった。数日前に、球団に意思を伝えた。首位打者に2度、最多安打に1度、輝いた希代のバットマンがユニホームを脱ぐ。20日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)のあと、自らの口でファンに報告する。
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角中はプレー以外でも度々名場面を作ってきた。22年9月20日オリックス戦は、鳥の大群がZOZOマリンに来襲し一時中断。場内の照明を暗転したり、ワシの鳴き声とバズーカ音を流したりするも効果無し。しびれをきらした角中はベンチから飛び出し、バットを担いで“威嚇”。21分間に及ぶ珍事に終止符を打った。この“鳥退治”は今も語り継がれている。
昨オフの契約更改では「年俸も下がってきて、税金払うのもしんどいので、家を売ろうと思う」と宣言。「もし良ければ10億くらいでお譲りするので、買ってくれる人いないかな。10億から値引き交渉はします。110平米くらいで、都心のすごくいいところです」と異例のお願いをする角中節を披露していた。
積極的に後輩たちを食事に誘うなど兄貴分的な存在でチームを牽引(けんいん)。ビジターではアーリーの20分前に到着する。「準備に時間かかるタイプなんで早く来てるだけです」と話したが、真剣に向き合っていた証拠だ。見えない努力も怠らず、記録にも記憶にも残る名選手となった。【ロッテ担当=星夏穂】
◆角中勝也(かくなか・かつや)1987年(昭62)5月25日生まれ、石川県出身。日本航空二から四国IL高知を経て06年大学・社会人ドラフト7巡目でロッテ入団。07年7月24日ソフトバンク戦でプロ初出場。12、16年に首位打者とベストナイン。12、15、16年球宴出場。16年オフに背番号を61から3へ変更した。13年WBCで日本代表入り。独立リーグ出身として最初の安打、本塁打を放ち、初めてのタイトルも獲得。代表入りを果たした初めての選手にもなるなど、道を切り開いた。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸6000万円。



