毎年恒例「超夏祭り」シリーズ初日に、日本ハムきってのお祭り男が、やってくれた。追いつ追われつのシーソーゲーム。1-2の7回1死三塁から代打で出場した奈良間大己内野手(26)は「追い込まれたけど芯に当てようと。ことが起きれば何か起きると思って」。同点の犠飛を中堅へ飛ばすと、3-3の9回には1死二塁から中越えのサヨナラ二塁打。劇的勝利の主役は「やってやるぞ~って思ってました。不思議な力がわきました」と、胸を張った。

「奈良間君ありがとう!」と拍手をしながら記者会見場に現れた新庄監督も、開口一番「しびれましたね」と興奮気味。今季3度目のサヨナラ勝ちを演出したヒーローに「何かつかんだんじゃね?左肩を開かず約束通り芯に当てて」と、目尻を下げた。

2人には、こんな約束があった。今年の元日、奈良間が新庄監督に新年のあいさつをダイレクトメール(DM)で送ったところ「今年は芯に当てよう」と返信が。1年前は「ヒットを打ちたい」とばかり考えていた奈良間だったが、今は違う。自分のものに、しつつある。

前日19日、焼き肉屋で店員にプロ野球選手と気付いてもらえず「『どこから来たんですか?』と言われまして。北海道で奈良間の人気は、まだまだでした」と、寂しいエピソードをお立ち台で披露した背番号58。熱いハートの元気印が「ならま」の名を響かせる日は、近い。【中島宙恵】

【動画】奈良間大己がサヨナラ打 エスコンの日本ハムファンは大興奮

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