中日は10安打を放ちながら無得点に終わり、今季10度目の完封負けを喫した。連勝は「5」でストップ。借金は14に逆戻りした。

5月29日オリックス戦以来の白星を目指して先発した柳裕也投手(32)は、5回までわずか1安打に抑える好投。一方の打線は、阪神先発の伊藤将司投手(30)から何度も得点圏に走者を進めながら、好機を生かせなかった。

0-0の6回1死、柳が近本に右翼席への1号ソロを浴びた。ここまで1安打に抑えていただけに痛恨の1発。この1点が決勝点となった。柳は「もう、自分の1球で負けたかなと」と肩を落とした。

打線は伊藤将の降板後も木下、工藤から得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず。最後は岩崎に3者凡退に抑えられ、同カード初戦のような9回の逆転劇とはならなかった。

井上一樹監督(55)は、10安打10残塁で無得点に終わった打線について「走者を出せど、もう1本が出なかった。数字を入れることができなかった」と振り返った。柳については「先発の仕事を十分してくれたと思います」と一切責めなかった。

3回1死一、二塁では、細川の打席の2球目で福永、村松が重盗を仕掛ける奇襲に出た。二走の福永が盗塁死となったが、指揮官は「ミスではない。福永がアウトになった以上に、例えば投げた坂本(誠志郎)くんのボールがドンピシャのストライクのところに投げてきたので。野球は常にギャンブルなので、あれはアカンっていうようなことはまったくないです」と振り返った。

4回1死一、二塁では、二塁走者の石川昂が戻り切れず、けん制死。井上監督は「ミーティングでも伊藤(将司)選手は速いというような情報を入れていた。アウトになってしまったということは、ちょっと隙があったのかな」と残念がった。

中日柳(5回まで1安打の好投も6回、近本に決勝1号ソロを許す)「もう、自分の1球で負けたかなと」

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