阪神下村海翔投手(23)がプロ初勝利をかけて東京ドームのマウンドに上がる。これが5度目の先発。これまで好投しながら勝ち星に恵まれていない。
今回は別の意味で特別な一戦だ。投げ合う相手はドラフト同期の西舘勇陽投手(24)。東都大学野球でしのぎを削ったライバルで、ともにドラフト1位でプロ入りした。
先日会った際に「いつか投げ合えたらいいね」と話し合ったという。「こんなにすぐ来るとは思わなかった。大学時代からすごい投手ピッチャーでした。僕はずっと彼らの背中を追いかけていた側。負けないようにしっかり頑張りたい」とプロでの初対戦を楽しみにした。
この年は同リーグの投手に逸材が多く「東都7人衆」と呼ばれた。前評判通りに7人全員が1位指名を受ける珍しいケースだった。
一方で、3年目でデビューした下村のように故障で苦労した選手も多い。
下村は1年目の4月に右肘のトミー・ジョン(TJ)手術を受け、今季ようやく実戦登板を果たした。
同じく中日草加勝も入団直後の2月にTJ手術。ヤクルト西舘昂汰も1年目の9月にTJ手術を受けた。育成契約をへて、今季ようやくデビューした。
一方、西武武内夏暉は1年目にパ・リーグ新人王を獲得した。日本ハム細野晴希は今季、無安打無得点試合を達成している。
◆「東都7人衆」の通算成績(12日現在)
武内夏暉(国学大→西武)50試合22勝17敗
西舘勇陽(中大→巨人)49試合5勝8敗1セーブ
常広羽也斗(青学大→広島)16試合3勝4敗
下村海翔(青学大→阪神)4試合0勝1敗
草加勝(亜大→中日)17試合0勝2敗
細野晴希(東洋大→日本ハム)19試合6勝6敗
西舘昂汰(専大→ヤクルト)1試合0勝0敗



