3位日本ハムとの3連戦を勝ち越しし、ロッテとの本拠地3連戦を迎える。
13日の日本ハム戦(エスコンフィールド)はアラン・ワイナンス投手(31)が初回から3失点し、劣勢のまま大敗した。ただその1回裏の登板後、印象的なシーンがあった。
自問自答の時間なのだろうか、ワイナンスは投球結果にかかわらず、下を向きながら真顔でベンチへ歩くことが多い。この日の初回終了後もやはり、下を向いて歩いた。失点後だけにとりわけ、うつむいているようにも見えてしまう。
エスコンフィールドのベンチは左右と真ん中に3カ所、グラウンドへの出入り口がある。最も三塁側で控え野手たちが出迎えるが、ワイナンスは最も本塁側からベンチへ入った。
そこで動いたのが蛭間拓哉外野手(25)だ。戻ってくる野手を大きなアクションで迎えながら、10メートル少々先のワイナンスの方を向く。足を開き、ひざを曲げ、両腕でガッツポーズ。満面の笑みでワイナンスをもり立てようとした。
「打たれて落ち込んでいると思うので、そういう時にどれだけ声をかけてあげられるかだと思うので」
距離と言葉とワイナンスの視線的に、蛭間のアクションが伝わったかは分からない。それでも蛭間は、自分の判断で動いた。
「そうですね。自分の思った感情のままに動いている感じですね」
生粋のキャプテンシーに突き動かされた。とはいえもちろん、熱いのは蛭間だけではない。
「今は順位もありますし、試合に出てる出てない関係ないですし。グラウンドでもベンチのサポートでも、岸さんもゲンさん(源田)も柘植さんも、先輩たちが率先してやっているので、自分たち後輩も」
高橋光成投手(29)が登板回避し、3連戦の頭がいきなりピンチ。こういう時こそ、気持ちが問われる。【金子真仁】



