ドタバタな24時間でも、勝てば全てが報われる。2位西武が緊急ブルペンデーを制した。高橋光が腰の張りで先発を緊急回避。前夜に北海道で1イニングを投げた豆田泰志投手(23)が急な先発マウンドで3回無失点。西口監督も「初回しっかり3人で終わって、チームに流れを呼び込んでくれましたね」とほめた。
球団関係者によると、高橋光の“異変”は前日13日の練習中のこと。豆田が「リリーフの最初」と告げられたのは試合開始4時間前だが、皆がうすうす予感はしていた。仲間に拍手で見送られ、不慣れなリアクションをしながら試合準備へ。「先発の人、すごいなって思いました。2回3回と出力や再現性が難しかったので」。それでも3回無失点で完全に流れを作った。
千葉県豪雨の影響で昨夜、高橋光らが帰京する飛行機が2時間近く遅れ、羽田空港到着は24時だった。北海道へ日本ハム戦観戦に訪れたスタジアムMCは、成田空港の固い床でひと晩を過ごし、この日の西武戦ナイターを盛り上げた。そんなしんどさも勝てば報われる。ヒーローの豆田には白星もホールドもつかない。でも。「どうでもいいかな。チームが勝ったんですごく良かったし」。これが全てだ。【金子真仁】



