ソフトバンク前田悠伍投手(21)が、初めて先発ローテーションを守ってきた今シーズンを完走する。24日はみずほペイペイドームでキャッチボールなどを行い、空路でロッテ戦を戦う千葉へ移動した。

開幕から無傷の10連勝中。連日の猛暑もあり疲れもたまってきているのではと問われると、「まだ若いですから」と涼しい顔でニヤリ。「高校の時に、夏すごい練習があったんで。それに比べれば、もう全然大丈夫」と大阪桐蔭時代のハードな日々を乗り越えてきた自信がある。

高校時代、元々は食べることが苦手だった。夜は米600グラムを課されていたが「強化指定選手で、ちょっと多く食べていた」と体重を落とすことはなかった。今も「変わらず生活できています」としっかり食べて寝て体調管理できている。

現在、優勝マジックは24。次回は中7日で28日オリックス戦(京セラドーム大阪)での先発が予想され、カード頭を任される。重圧もかかってくるが「緊張感とかは、あまり感じない。自分の準備ができれば」と平然。大阪桐蔭時代から甲子園、神宮大会、U18日本代表と、さまざまな大舞台を踏んできた経験が生きている。

倉野信次投手チーフコーチ(51)は、昨年9月に左ひじのクリーニング手術を受けたことなどを考慮しながらも「同じ21歳のほかの投手と比べると、イニング数の設定は多い。高校時代からの積み重ねがある」と、求めるものは高い。若くても経験豊富な左腕は、バテるどころか日に日にたくましさを増してきている。【石橋隆雄】