緊急事態の先発投手陣を、ドラ1ルーキーが救う。日本ハム大川慈英投手(22)が、29日ロッテ戦(エスコンフィールド)で先発デビューする。27日に本拠地マウンドで投球練習を行い、「ファームでやってきたことを試すチャンス。チャレンジしかないので、自分らしさMAXで出来たら」と、意気込んだ。
リリーフエースの期待を背負って明大から入団。4月中旬に1軍デビューも2試合を投げて2/3回を5失点(自責2)、防御率27・00と、いきなりプロの壁にぶち当たった。2軍降格後は、常総学院時代以来という先発に本格挑戦。「ほぼ全て一から見直した。ストレートの質もそうですけど、変化球の精度だったり。それがここ最近で実ってきたという感覚があった」。フォークやチェンジアップといった落ち球の精度が向上。縦の変化量など数値面でも進化を実感している。
21日2軍ロッテ戦で6回1失点と好投。登板後、すぐに新庄監督から「見違えるように良くなった」と絶賛のDMが届いた。「自分的にも手応えはありましたが、そうやって見てもらって評価してもらったというのも自信につながりました」と、笑顔だ。
24日に1軍での先発デビューを伝えられたばかり。チームは26日西武戦に先発予定だった加藤貴が体調を崩し、22日の先発が雨で流れていた達がスクランブル登板。抹消中の山崎、細野といった先発陣も1軍再登録までの日数が足りず、先発不足に陥っていた。
めぐってきた大チャンス。「これまでとは違う姿を、ファンや皆に見せてくれ」と、新庄監督から背中を押された右腕が、本拠地ファンの前で進化を証明する。【中島宙恵】



