龍谷大は27日、京都市伏見区の深草キャンパスで記者説明会を開き、関西6大学野球連盟に所属する硬式野球部で、部員間の暴力行為や寮内での盗難被害の未報告など複数の不適切行為があったと発表した。同部を7月28日から8月27日まで1カ月間の活動停止処分とした。28日から活動を再開し、9月5日に開幕する秋季リーグ戦には出場するという。
大学によると、今年3~6月、学生コーチの3年生が1年生に対し、指導の際にバットで小突いたり、ビンタしたりした。25年2月と5月にも、上級生から部員や入部予定者への暴力行為があったという。
また、大津市内の寮「龍谷荘」で、部員約20人が金銭やアンダーウェアなどの盗難被害に遭っていたが、指導陣には報告されていなかった。公共の場で不適切な動画を撮影し、寮内のテレビで流していたことも確認された。動画は既に削除されたという。
硬式野球部は全寮制で、現在62人が龍谷荘に入寮している。原則2人1部屋で生活しているが、今回の事案を受け、大学側は寮を廃止する方針を示した。
玉木興慈副学長は「すべての学生を寮に入れる全寮制を廃止すると決めたのは、寮生と指導者がすぐに相談できる関係になかったため。閉鎖的な空間は温床になりやすいことを重く見た」と説明した。



