阪神佐藤輝明内野手(27)がリーグトップタイ31号2ランを放ち、打撃3冠に浮上した。1-0の6回1死一塁、吉村の初球フォークをとらえ左中間スタンドぎりぎりに運んだ。「いい感じでとらえられたので。入ってくれて良かったです」。一塁走者はタイトル争いを繰り広げる森下。「ライバル」の目の前でキングに浮上した。
展開的にも効果的な1発だった。打線は好投していた吉村から5回にようやく先制点。しかし神宮の1点差は何が起こるか分からない。まさに値千金のアーチで「追加点が欲しいところで打てたので良かったです」とうなずいた。3点差をつけて勢いづき、次のイニングには近本が特大3ラン。主砲の一打は大きかった。
これで通算500打点まで残り2打点とし、達成はほぼ確実。さらに今季100打点も残り14打点とし、2年連続3ケタ打点も射程圏内だ。試合前時点では約1・6試合に1打点が必要だったが、この日の2打点で大きく前進。打率、打点、本塁打以外にも安打数、出塁率も依然トップ。優勝マジック20の虎には、安打数、出塁率を合わせた主要タイトル5冠の男がどっしり座っている。【只松憲】



