日本ハム山崎福也投手(33)が難敵ソフトバンク相手に7回3安打1失点と好投し、貴重な1勝を呼び込んだ。同点のまま降板し、6連勝での6勝目は次回登板へお預けとなったが、これで先発8試合負けなし。ベテラン左腕は「珍しいですよね。でも、チームも勝っているので良かったです。勝ち星と負けに関しては運もあるのでね。そういう年なのかな」と、さわやかな笑顔を浮かべた。
先制点を許しても、動じなかった。初回、2つの四球などで2死一、三塁のピンチを招き、柳田の中前適時打で先手を取られた。「2戦連続のソフトバンク戦だったので自分自身を追い込んで、力んでいた部分はありました」。さらに2死一、三塁のピンチも、川瀬をフルカウントから宝刀チェンジアップで二ゴロに打ち取り「その感覚が良かった。これで行こう」と気持ちを落ち着かせ、2回以降は無失点で乗り切った。
チームは5勝15敗と大きく負け越しているソフトバンク相手に、自身は前回対戦した8月20日に6回1失点、今回は今季最長の7回を投げ1失点と好投。「すごく怖いです。近藤君も柳田さんも振ってくるので。ツボに入ったら持って行かれる。しっかりとバッターのタイミングを外せるように意識してます」。恐怖を認識しながら立ち向かう勇気が、結果につながった。
9月初戦を取り「この終盤は順位も決まってくるので特に大事。そういう中で首位相手に投げられるのは自信もつく」。首位とは7差。負けない33歳が、逆転優勝を引き寄せる。【永野高輔】



