ソフトバンクが2位西武との直接対決3連戦の初戦に快勝し、優勝マジックは2つ減り16となった。1番正木智也外野手(26)が初回、自身今季6本目の先頭打者本塁打となる決勝の23号先制ソロ。今季4つの白星を献上している西武先発高橋光のフルカウントから7球目のスライダーを捉えた。「フルカウントに持っていけたので、甘い球を振ろうと思った。打った瞬間に入ると思った」。左中間最深部のスタンドにたたき込む打球速度175キロ、飛距離131メートルの豪快なアーチをかけた。
先頭打者弾は92年佐々木誠(当時ダイエー)の5本を抜き、球団でのシーズン最多記録となった。「うれしいですし、まさか今年1番をやるとは思っていなかった中で、こういう成績を残せた。抜かれないようにもっと打ちたい」と残り22試合での記録更新にも意欲を見せた。小久保裕紀監督(54)も「どんどん伸ばしてほしい」と期待した。
正木は「みんな気合入っていたし、プレッシャーのかかる試合でしたけど、自分たちの野球をやろうと」と話したように、大量6点リードの8回の一塁守備でも、渡部の一塁線への強烈なゴロを飛び込んでアウトにした。ナインの勝利への強い執念が大事な初戦での圧勝につながった。
▼ソフトバンク正木が今季6本目の先頭打者アーチ。先頭打者本塁打のシーズン最多は07年高橋由(巨人)の9本、パ・リーグでは09年西岡(ロッテ)ら4人の8本だが、球団ではダイエー時代の92年に佐々木がマークした5本を抜く新記録となった。なお、シーズン6本は21年荻野(ロッテ)以来5年ぶり。
ソフトバンク山本祐(7回2死満塁から左中間への2点適時二塁打)「満塁のチャンスを絶対に生かすつもりだった。終盤に大きな追加点を取ることができてよかった」



