楽天前田健太投手(38)が引退する左腕の思いを胸に、日米通算200勝達成へ改めて照準を合わせた。

前田健が広島在籍時に何度も投げ合ってきたヤクルト石川雅規投手(46)が、今月2日に今季限りで引退することを表明した。

「石川さんから『200勝絶対達成してね』みたいな感じで連絡もらったんで。石川さんが達成できなかった分、しっかり僕もね、石川さんぐらい長くできるように頑張りたいなって改めて思いました」

自身はプロ20年で日米通算169勝を積み上げてきた。NPB通算188勝で惜しくも大台に届かなかった戦友の気持ちも背負って、貪欲(どんよく)に白星を目指す。

オフシーズンに同じジムでトレーニングしている縁で以前から親交があった。「もう何十年も一緒の場所でトレーニングしてたんで」と明かした上で「オフシーズンから戦う気持ちを持ち続けるのってすごく大変なことだと思うので、石川さんを見ながらすごいなと思いながら、僕もいつも刺激をもらってたんで。昔、一緒に戦ってた人がいなくなるのは寂しい」と率直な思いを口にした。

40歳を過ぎても高みを目指してプレーする姿が、前田健の頑張る原動力にもなった。「年上の人がああやって頑張ってくれてると、自分がベテランだなって感じなくなるので。すごいありがたいというか」。石川、チームメートの岸孝之投手(41)らを含めて「昔、日本にいた時も戦ってた人たちが残ってるので、あんまり自分が上になった気がしないっていうか。あの時のままの感情で僕は今、戦えてるんで。そういう人たちの存在はすごくありがたいなと思います」と力を込めた。

前田健は今季5勝目をかけて8日ロッテ戦(ZOZOマリン)で先発する。