日本プロ野球史に名を残す「安打製造機」の異名で、東映、巨人、ロッテで外野手として活躍した張本勲さんが9日、死去した。日本プロ野球名球会が10日、発表した。86歳だった。
プロ野球歴代1位の通算3085安打を放ち、首位打者7回など数多くのタイトルを獲得した。
張本さんが大勢のファンの前に最後に姿を見せたのは、今年7月27日に東京ドームで行われた「サントリードリームマッチ2026」だった。プロ野球レジェンドOBの球宴。張本さんは代打で登場し、マウンドの上原浩治さん(51)と対戦した。
上原さんは初球に速球を投げ込んだ。張本さんは見逃し、無理とばかり、自らベンチに引き揚げた。代走が出された。
張本さんは後日、上原さんとともに出演したTBS系テレビ「サンデーモーニング」で上原さんとの対戦をこう振り返った。「打ちたかったんだけど、打たせてくれなかった。ダメだね。上原の球だったら当たりもしない、三球三振。見た目は速くないように見えるけど、手元でピッと伸びてるからね。打ちにくい球ですよ」。
上原さんは「当てないようにどうにか外に。怖いですから、当てたら…。キャッチャーに外、外に構えてくれと言いましたからね」と笑顔。
張本さんは来年に向け「やりたいねぇ。打たせてくれるなら、1週間前から練習していきますよ」と意気込んでいた。



