巨人が、米国挑戦を表明している横浜・織田翔希投手(3年)への強行指名に踏み切った。

12球団の1位指名が続く中で、会場に「織田」の名前が読み上げられると、大きなどよめきが起きた。前日21日のスカウト会議後には榑松伸介スカウトディレクター(50)が「1位候補は12人。当日のテーブルで決めようと思います」と語っていた。

織田は今月15日に高校で会見し、NPBを経由せず米球界へ挑戦する決意を公にしていた。「自分の最終目標である世界一のピッチャー、世界で活躍するという目標に向け、アメリカの地で挑戦することに決めました。マイナーリーグもそうですけど、大学の方も考えております」。晴れ晴れとした表情で語っていた。

高校屈指の最速157キロ右腕。巨人は逸材へ、熱視線は送り続けてきた。織田の会見後も球団内で議論を重ねた結果、強行指名という決断に至った。日本では契約金の上限もあり、破格の条件のメジャー球団とは差も大きいが、指名を貫いた。

巨人では1985年(昭60)、早大進学を表明していた桑田真澄投手(PL学園)を1位指名した過去がある。同僚の清原を1位指名するとみられた中での大波乱となったが、桑田は方針転換して入団していた。

現行のドラフト制度では、球団は指名した選手と翌年3月31日までに契約をしないと交渉権を失う。

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