関大の149キロ左腕・米沢友翔投手(4年=金沢)がロッテから1位指名を受けた。

同じ石川出身の角中は今季限りで現役引退したが、「角中さんのように活躍して地元の方々に喜んでもらいたい。新人王も狙いたいです」。珠洲市の実家も能登半島地震で被災しており、地元への思いは強い。

“外れ外れ”で大トリ12番目の1位指名だ。「けさから緊張で何も食べられなかったんですけど。手汗も出て。指名されてから急におなかがすいてきた」と笑顔を見せた。

1年時に実家が被災。さらに2、3年では故障に悩んだ。それでも懸命に練習を続けた。そして最速149キロの直球、スプリットなどの変化球をを武器にエースとして4年春リーグ戦で初勝利。そこで5季ぶりの優勝をはたし、6月の全日本大学選手権では関大を54年ぶりの日本一に導いた。一気に導くとドラ1位候補に急浮上。大学日本代表にも選ばれている。

関大では阪急のレジェンドだったアドバイザリースタッフの山口高志氏から指導を受けた。「山口さんからは胸を張れ、と教わりました。つい背中を丸めてしまうんですけど、いつも胸を張って強気の姿勢を見せろと」。厳しいプロの世界で生き抜くためにもその教えを忘れない構えだ。

ロッテには関大の先輩で同じ左腕の高野もおり「いろいろ教わりたい」と笑顔。「奪三振には自信を持っている。地元のためにも新人王を」と意気込んだ。【高原寿夫】

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