全員がジャイアンツを背負って立つ。巨人松井秀喜監督(52)が8日、全選手に主将の自覚を求めた。秋季キャンプは8日目。6時間超におよぶ練習で選手と向き合った指揮官は「全員がキャプテンになってほしい」と、注文を口にした。
星稜時代は主将も、プロでは経験がない。「やったことがないから分からない。(現役時代は)わがままし放題です」。冗談で笑わせながらも「みんなが自立して、チームにいい影響を与えてほしい」と、それぞれが自ら考え、行動する理想のチーム像を掲げた。
この日、自ら動いていたのは今季主将を務めた岸田行倫捕手(30)だった。打撃練習で松井監督に声をかけ、軸足の使い方を質問。今季は打撃不振で2軍落ちを経験。CSもメンバー入りできなかった。「まずは試合に出て、1軍の舞台でプレーしたい」と、悔しさをはね返し、今度はグラウンドでチームを引っ張る。「全員が同じ方向を向いて戦っていけるように、みんなでやっていきたい」。復調とともに、主将として束ねる覚悟をにじませた。
そんな岸田に指揮官は「いろんな姿で選手の模範になってほしい。気持ちがあるんだったら、もちろん続けていただきます」と、来季も続投を示唆。「全員に期待しています」。Cマークの有無にかかわらず一人一人の奮起を待っている。【北村健龍】



