大相撲裏話

まわしの「下がり」に個性、白鵬15連勝願い15本

下がり。まわしから垂れている複数のひもである。

夏場所初日、懸賞金を手に土俵から引き揚げる炎鵬
夏場所初日、懸賞金を手に土俵から引き揚げる炎鵬

日本相撲協会監修の相撲大辞典(現代書館)などによれば、土俵で前を隠すためにあるようだ。江戸時代は化粧まわしで相撲をとっていた。ところが、前垂れが邪魔で現在の締め込み(関取の締める絹製のまわし)に変わった。下がりは前垂れのなごりなのだ。

本数は縁起を担いで奇数に限られるが、決まりはない。締め込み製作などを請け負う業者の男性が言うには「もともとは体の大きさによって、本数が変わっていたんですが、今はほとんどが13本」。過去最大級は高見山、小錦の21本で、横綱大鵬は19本、若貴は17本と違いがあった。

こだわっている現役力士は白鵬だ。「15連勝」に引っ掛けて15本。白鵬にならい御嶽海、勢が同じ15本らしい。一方、気に留めない力士は多い。横綱鶴竜に本数を聞くと「全然気にしないし、本数も知らない」と首をかしげた。今場所話題の新入幕、体重99キロの炎鵬は「13本ですけど、一緒じゃないんですか?」と逆質問された。小錦の21本などを教えると「うそ!?」と絶句。「僕なんか仕切りの時に邪魔な感じがして、本当はない方がありがたいのに…」と驚いていた。【加藤裕一】

取組を見るだけじゃ分からない、日刊スポーツの大相撲担当記者が土俵周辺から集めてきた「とっておきネタ」をお届けします。

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