名古屋場所の開催地がIGアリーナに移ってから2年目。会場の様相も1年目とは少し変わった。
場内で変更が目立ったのは館内広告だ。東から正面を通って西までぐるりと取り囲んでいるリボンビジョンには、「呼出しパートナー」として、はごろも、紀文、救心、なとり、永谷園、鈴廣、スギヨの企業名が掲示されている。これは今年から始まった広告だ。
日本相撲協会広報部の担当者は「主役は土俵なので、ほかのスポーツのように動画にしたり、カラーにしたりはしません。いろんなパターンをテストして、大相撲の雰囲気に合うように試行錯誤しました」と説明。最も伝統がある、呼び出しの背中に入る広告スポンサーにまず声をかけた。
企業名を相撲字で書いた十両格行司の木村秀朗は「字の間を空けて書いたり、詰めて書いたり、何回か手直しして書きました。寸法の勝手が違い、難しかったですね」と話す。現在は番付書きの助手を務めており、相撲字の腕を見込まれて発注された。
リボンビジョンのほかにも、マス通路広告、向正面の吊り広告なども初お目見え。マス通路広告は、マス席とマス席の間の通路に、埋め込まれて表示された広告。向正面の吊り広告は、NHKの大相撲中継にもばっちり映り込んでいる。新会場ゆえに、現代に合わせた仕様にバージョンアップしている。【佐々木一郎】


