ボクシングWBC&IBF世界スーパーバンタム級4位和気慎吾(31=FLARE山上)が、世界再挑戦へ向けて復帰6連勝を狙う。

19日に東京・後楽園ホールで、ベテランの中嶋孝文(34=竹原&畑山)と10回戦で再戦する。18日に都内での前日計量に臨み、両者ともリミットより100グラム少ない55・2キロでパスした。

和気は16年に世界初挑戦で11回TKO負け後、ジムを移籍して再起した。昨年7月には東洋太平洋に続く日本と2冠王者になった。いよいよ2度目の世界へ向けて、王座を返上して6カ月ぶりの試合で「いつでも世界ができる準備はできている」と前哨戦を期す。

中嶋には7年前に判定負けを喫している。「リベンジして壁を乗り越えれば、世界も見えてくる。圧勝して早く世界をやらせたいと思わせたい。1ポイントも与えずに中盤KOする」と宣言した。

一方の中嶋は42戦目となる。これまで3度のタイトル挑戦も、目標としてきた王者を逃してきた。ノンタイトル戦ながら世界ランカー相手に「これまでで一番の大舞台。キャリアのすべてをかけ、自分の力を信じて倒しに行く」と話した。