WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔がサミ・ゼインと電撃合体し、ザ・ミズの襲撃に成功した。

先にミズがホストを務めるコーナー「ミズTV」にゲストとして出演。ゼインから「オレの助けを必要としている男がいるんだ」と呼びこまれる形で、ステージからICの白ベルトを持参した中邑が登場した。

ホストのミズから「IC王者なのに、なぜサミ・ゼインとつるんでいるんだ?」と疑問を投げかけられると、代わりにゼインが返答。「シンスケは日本人でアーティストだが、心の中のメッセージを完全に伝えられないことに苦痛を感じているんだ。オレにはその気持ちがよくわかる。シンスケと話したければ、オレを通せ」と代弁した。

ゼインの一方的な説明に疑問を感じたそぶりのミズから「本当にゼインに代弁させるつもりか?」と確認されると、中邑は無言のままミズを止めてゼインを指さした。気がつけばミズの背後に移動。ハイキックで後頭部にダメージを与えてマットに倒すと、わき腹付近をヒザ連打で追撃。最後はダメ押しのキンシャサでKO。会場からは大ブーイングが起こった。

ケビン・オーエンズと友情コンビを組んでいたゼインとはWWE傘下のNXT時代からライバルの1人だった。昨日の敵は今日の友と言うべきか。冗舌なヒゲ男がスポークスマンとして味方になり、中邑の周囲はあわただしくなりそうだ。