王者佐川遼(25=三迫)が初防衛に成功した。

同級1位日野僚(29=川崎新田)を迎え撃ち、接近戦からの打ち合いを制した。3-0の判定勝ちでベルトを死守した。9月の同王座決定戦で阿部麗也(KG大和)に判定勝ちし、ベルトを手にしていた佐川は「相手は独特な動きをする選手なので対策を練って戦った。勝ててうれしい。初防衛ができてチャンピオンだと思う。決定戦で勝って初防衛できたので、自信になると思います」と満足そうな表情を浮かべた。

洋菓子メーカーのコロンバンで営業マンを務めるサラリーマンボクサーでもあるため「クリスマスや年末に東京駅などで買ってください」とリング上で宣伝マンとしての役割も果たした。来年4月には、チャンピオンカーニバルで同級2位丸田陽七太(森岡)の挑戦を受けることになるため「すぐに対策を練って2度目の防衛を成功させたい」と意気込んでいた。