ボクシングアマ8冠の中垣龍汰朗(20)が、大橋ジムから5月にプロデビューする。19日に横浜市内のジムで発表した。

宮崎・日章学園ではインターハイなど5大会、国際大会でも3度優勝。東農大で東京オリンピック(五輪)代表を目指していたが予選敗退し、昨年末に2年中退でのプロ入り。「最短2年で世界王者になりたい」と高い目標を掲げた。

3歳で空手を始めた。テレビで見た3階級制覇王者長谷川穂積の「格好良さ」にひかれ、小4から福岡のジムに通いだした。そこからボクサー一筋。パリ五輪も考えたが「4年は長い。プロで勝負」と決意。出稽古したことがあり、選手がそろう大橋ジムを選んだ。

169センチのサウスポーで、打たせないアウトボクシングが持ち味。大橋会長は「スピードあり、パンチもシャープ。パワーをつければ世界をとれる実力」と期待。スーパーフライ級で3月に6回戦のB級プロテストを受験し、5月28日に6回戦での初戦を予定している。